電流値のオーバーシュート6674A/J05


カタログスペックは
E4356A 2レンジ出力 70V    30A 2100W
              80V    26A



DC電源で電流のリミット値設定を超える過渡電流オーバシュートが発生するのはなぜですか?

『 Keysight電源は、定格出力電圧および電流の範囲内で、定電圧(CV)または定電流(CC)で動作します。ただし、大部分は定電圧源として設計されています。すなわち、これらの電源は起動時には定電圧モードになります。定電流動作のためのコマンドはありません。電流(Iset)を0に設定しても他の値に設定しても、DC電源はまずCVモードで動作し、電圧(Vset)に設定された最大電圧を生成します。その後は、動作モードは電圧設定、電流設定、負荷抵抗によって決まります。負荷抵抗、電圧設定、電流設定が変化するたびに、電源は必要に応じて自動的にCVモードとCCモードを切り替えます。

また、CVからCCへの遷移は瞬間的ではありません。電源の内部制御ループは有限のスルー・レート特性を持ち、そのためにモード切替えに時間遅延が生じます。スイッチング電源の応答(数100 ms程度)は、リニア電源(数100 μs程度)よりも低速です。この遷移期間中に、電流は電流リミット値を大幅に超えることがあります。

これは異常ではありません。どんな電源も出力キャパシタを備えています。これは制御ループの外にあり、抵抗の変化に伴って非常に大きな電流を負荷に供給する可能性があります。これはほとんどの電源で大なり小なり起こりうることです。この特性が問題を起こすのを防ぐには、いくつかの注意事項を守る必要があります。

まず、作業に適する最小の電源を選択します。可能であれば、スイッチング電源ではなくリニア電源を使用します。必要以上に大きな電源を使用すると、柔軟性は増しますが、問題発生の可能性が高くなります。

次に、すでに動作電圧を出力している電源に被試験デバイス(DUT)をそのまま接続することは避けてください。特に、被試験デバイスが容量性負荷を持つ場合にはこれが重要です。まず電源を0.0 Aにプログラムして、DUTを接続し、そのあとで電源を目的の電流リミット値に再プログラムしてください。

最後に、感度の高い負荷を接続した状態で電源出力をオンにしないでください。電源は最初はCVモードで立ち上がります。CCモードで起動する唯一の方法は、出力端子をショートでつなぎ、出力をオンにしたあとでショートを外すことです。

定電流モードに関する更なる情報は こちら





電源製品におけるダウン・プログラミングとは何ですか?


『ダウン・プログラミング:

電流シンク機能を持つ電源を、出力端子の実際の電圧よりも低い電圧レベルにプログラムすると、自動的に電流シンクを開始します。ダウン・プログラミングとは、電源の出力端子の両端を結ぶ内部的な負荷と考えることができ、出力電圧をすばやく低下させる働きをします。

これが特に役立つのは、1つのデバイスを複数の電圧または電流レベルで自動テストする場合、あるいは大量生産のテストの場合です。ダウン・プログラミングの主な働きは電源の出力キャパシタを放電することですが、場合によってはこの機能を被試験デバイスに対する負荷として利用することもできます。キャパシタやバッテリなどのデバイスの充電と放電の両方を、電源を使って実行できます。

シンクする電流のレベルやその他の特性は、電源ごとに異なります。603xA、664xA、665xAなどの電源は、それぞれの定格出力電流の約10%の定電流をシンクします。一方、667xAシリーズは一定のパワーをシンクします(出力電圧が下がるとシンク電流が増加)。662xAシリーズは出力レンジと共通の固定デュアル・レンジ・シンク機能を備えており、663xA/Bシリーズ電源はプログラマブルです。各モデルの特性については、操作マニュアルを参照してください。』
























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